つまみに食べた干し納豆-納豆のおいしい食べ方について|カナダ人の納豆作り

つまみに食べた干し納豆

納豆は今でも良く食べるが、子供の頃は干し納豆を良く食べた。冷蔵庫など一般の家庭には無かった時代だから、日持ちのしない今食べてる納豆はあるにはあったろうが余り人気が無かったのかもしれない。干し納豆はただ納豆を干しただけのものだが、塩味がきつくご飯の上に干し納豆をまぶしてお茶をかけると、ちょうど良い塩加減になって美味しかった。常時置いてあったので、おやつの無いときなどそのまま食べておやつ代りにしたものだった。今も大きいスーパーなどに行くと置いてあるが、昔ほどの需要がないせいか値段が高くて手が出ない。

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昭和30年代終わりの頃の話だが、家庭訪問が近づいたとき女の先生が私達に言った。「家の人に何も出さないでって、言っといて」そして前の年の事を話した。1件の家で干し納豆を出したらしい。年寄りならよくやることだ。ところが片手に干し納豆を握ったままで、もう片方の手に白砂糖を乗せられたものだから、「夏の暑いさなかで舐めなければ溶けてくるし」と、こぼしていたのを今でも覚えている。

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当時、黒砂糖のほうが一般的で白砂糖は上等とみなされ、近所の人が来たときなどお菓子代わりに手のひらに載せる習慣がまだあった。砂糖を舐めながら梅干を食べたりするのだが、さすがに若い人はしなくなっていた。今は黒砂糖もかなりいい値段がついてるが、昔は料理はもちろんおやつ代わりにもなって重宝した。サッカリンを水に溶いて飲んだのも忘れられない。後に有害物質に指定されて姿を消したが、甘さの中にある独特の苦味が好きで良く飲んだものだった。

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